山城北圏域 医療・介護施設従事者連絡会 やまきたのつどい

第6回 報告

日時 平成28年7月26日(火)18:30〜20:00

テーマ『ケアプランにおける通所サービスについて』

介護施設間交流会(通所 やまきたのつどい)を開催しました。今回は『ケアプランにおける通所サービスについて』をテーマに近隣施設・多職種でのグループワークで、『目的』『それが大事』『取り組みの工夫』等などを活発に意見交換しました。

第6回やまきたのつどい

『目的』 ご意見(抜粋)

  • ご本人の意欲・楽しみ、機能・活動向上
  • 生活リズムの構築
  • 外出機会、出会いの場
  • 居場所、役割の発見
  • ご家族のリフレッシュ
  • 専門職から評価・指導を受ける場

『それが大事』 ご意見(抜粋)

  • ご本人、家族の意向に添う
  • 個々の実生活に繋げる
  • 関わりの繋がりを拡げる
  • 支援者間での報・連・相
  • 目的・目標を持って漫然としない
  • 利用者さん自身に役割を持ってもらう

『取り組みの工夫』 ご意見(抜粋)

  • レクの効果的導入
  • 自宅でできる自主トレ指導
  • 動機づけ(具体的目標、称賛、景品など)
  • 自然と運動量が増えるプログラム
  • 効果を数値化して関係者に提供
  • 利用者さんに仕事(役割)をしてもらう

まとめると、

『漫然、事務的、流れ作業ではなく』
『おひとりおひとりの意向に添って』
『具体的目標や意欲向上への工夫をいれつつ』
『支援者間の密な報・連・相で情報を共有し』
『分かりやすく見えやすい指標を持って』
『自助力向上や実生活改善に繋がる支援を』 提供することの大切さを共有できました。

ケアマネジャー、介護職、看護職、リハ療法士あわせて60名をこえる参加をいただきました。本当にありがとうございました。

『楽しかった!』『色んな意見が聞けて良かった!』『明日からでも職場でやってみたい!』などの意見に加え、『つどい自体のあり方』『GWの効果的なあり方』『つどいに期待すること』など単なる顔合わせでなく、よりよいつどいにむけた具体的な助言もいただきました。

これからも単なる『顔あわせ』に終わらない、それぞれの業務や利用者さんの還元につながる一歩となるつどいとしていきたと思います。

第6回やまきた地域連携のつどい

アンケートまとめ

1. 今日の集まりはいかがでしたか?

集計グラフ

2. 本日の感想を聞かせてください。

通所リハビリの内容を題材にあげていただき、ありがとうございます。
なかなか通所の事業所と話しする機会がない中、通所の方の意見が聞けて、良かった。
ケアマネさんや通所のスタッフと訪問との役割分担(使い分け)について、ディスカッションできて良かった。
卒業に向けての支援というのが印象に残った。
初めての参加でしたが、多職種との交流が楽しめました。
様々な職種の視点から通所サービスの利用について考える中で、今後のサービス提供に取り入れたいと思えるようなアイデア・考え方についてたくさん聴くことができました。
新しい気づき、やる気スイッチ等、たくさんもらいました。
多方面からの見方が必要だと思った。
機能訓練やリハビリテーションのニーズが思っていたよりも多いことがわかりました。
通所サービスの目的でケアマネさん、訪問リハ、通所リハで思っていることが合っていない場合があったので、通所介護・通所リハ・訪問リハでのそれぞれの目的について考えていきたいと思いました。
通所系サービスの色々な工夫・気をつけているところ、目標としているとところを知ることができて良かった。
他職種との交流ができて、非常に良かった。
いい会ですね。これからも続けてください。
ケアマネ、訪問リハ、通所リハと話しする機会がもてたことがとても良かった。一人の利用者様に関わる事業所の横のつながりがもてる話し合いができました。
事業所間の連携というよりもコミュニケーションが大切と気付かされました。
訪問リハビリを卒業して、通所リハビリへ、その後、訪問リハビリ再開するという流れの中、協働しながら支えて行けたら・・・と思いました。
自由に話しができて、良かった。参考になる意見を聴くことができた。
初めて参加させていただきました。良い工夫や取り組みを聞かせていただき、大変勉強になりました。
サービスの卒業とその後の居場所(新たな目標)について、学びとなりました。
通所リハ、ケアマネ、通所介護、ぞれぞれの話しをゆっくり聞け、体験談や相談などができて良かった。
専門分野にとらわれることなく話しができて、視野を広げることができました。
もう少しディスカッションの時間がとれれば、良かった。
プランの目的など、それぞれ思いがあると感じた。
他職種が実は思いであることがわかって、とても有意義でした。
グループワークの時間が少なすぎて、「まとめる」のに意識が集中し、うわべだけの話し合いになってしまう。お互いの腹の中を見せられる距離に近づくのに時間を要し、いざ、核心の話しをするときになって、時間がなくなる。
この会には、自主的に参加している人がほとんどだと思うが、何かを求めて参加している人の満足にはほど遠い。
会がまとまっていないように感じる。中心メンバー間でも意見が異なり、同じ方向に向いていないような気がする。そのため、顔ぶれが変わらなかったり、一度、参加してくれた方が、二度目は参加しないのだと思う。

3. 場所について、お伺いします。どこか開催地として希望される場所はありますか?

岡本病院
・これまで通りがいい。
・病院移転し、近くなったので、非常に助かるなどの意見多数。
近鉄の駅近いところ。
電車でいけるところ。
京田辺市社協

4. 今後、この会で取り組んでほしいこと、必要だと感じることなどをお聞かせください。

つどいで取り組んでほしい内容についての意見

在宅復帰に向けて、入所の取り組み
卒業に向けての取り組み
訪問、通所それぞれの強みを自慢しあう会
このままのテーマでの第二弾(同じ意見、多数)
情報提供 各職種で他職種から欲しい情報はどんな情報か?
事例検討
入院の際、病院側において、在宅の職種から提供を望んでいることは何かを学びたい。
総合事業や地域ケア会議、認知症初期集中支援チームなど、これから始まるものをキーワードにして、つどいを行う。

今後のつどいについて

連携施設、他グループの病院、訪問リハ、通所リハも参加してほしい。
グループの人数が多くて、話しがしにくかった。もう少し少人数(5人程度)の方が発言しやすい。
仕事後の参加に、時間的に困難。
せっかく顔ぶれが変わったのに、中心メンバーのまとまりがないので、会のまとまりがなくなっていることが、非常に残念。
この会は、今後の自分の仕事に変化をつけていくためのものであるが、地域包括ケアを目指していく以上、もう少し、制度にのっとった話し合いが必要ではないか。
事業所間での連携は必要であり、この会は今後も続けて欲しい。しかし、魅力がなくなってきている。